【大阪市中央区】AIや機械学習、ドローンも駆使。世界を巡回し、賞賛を浴びたダンスパフォーマンスがWWホールで再演。大阪芸術大学 アートサイエンス学科主催 Rhizomatiks × ELEVENPLAY × Kyle McDonald“discrete figures 2022version”へ行ってきました!

discrete figures2018年に発表後、ニューヨーク/サンフランシスコ(アメリカ)、バルセロナ/マドリード(スぺイン)、モントリオール(カナダ)、リエージュ(ベルギー)、デュッセルドルフ(ドイツ)、アイントホーフェン(オランダ)、札幌、東京などを巡回。

discrete figures第22回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞(2019年)受賞作品でもある「Rhizomatiks × ELEVENPLAY × Kyle McDonald」による「discrete figures」は各地で多くの賞賛を浴びてきました。直近ではジョージアのトリビシでの公演も。discrete figures2022年春、日本で唯一の「アートサイエンス学科」を持つ大阪芸術大学のアートサイエンス学科 客員教授にRhizomatiks(ライゾマティクス)の 真鍋大度氏が就任。これを機に、大阪芸術大学アートサイエンス学科が主催、大阪府・大阪市・大阪文化芸術創出事業実行委員会の共催にて「discrete figures」の日本での再演が決定。discrete figures
2022年10月21日(土)、22日(日)に大阪城公園内COOL JAPAN PARK OSAKA WW HALLにて「Rhizomatiks × ELEVENPLAY × Kyle McDonald“discrete figures 2022version”」公演がありました。discrete figuresそんな世界を魅了してきたダンスパフォーマンス作品「discrete figures」は、AIや機械学習、ドローンなどを駆使し、数学的・集合知的な方法を通して身体の動き(ムーブメント)をつくり出すというもの。discrete figures点と線、線が描き出す軌跡。マーカーレスモーションキャプチャーによる姿勢推定や、さまざまなアングルから撮影した画像を解析・統合して立体的なグラフィックとして生まれたバーチャルなダンサーとリアルなダンサーによる踊り、ダンサーの動きにリンクするドローンなど、身体を使った表現とテクノロジーを駆使したデジタルアートとの融合、あるいは共生で織りなすステージはこれまでに見たことがないようなものでした。discrete figures日常生活では気にとめることがない数学的な要素が実はたくさん身の回りにもあり、古代から今日までの人の営みに寄り添っていること、プリミティブなものから始まり、現代ではより複雑で多様なテクノロジーへつながっているということ、その先につながる未来への期待感も高まるようなステージだと感じました。

賑わいを見せた大阪での公演は2日間で終了しましたが、このレポートで少しでも会場の雰囲気が伝わればと思います。大阪芸術大学アートサイエンス学科、ライゾマティクス、出演アーティストの今後の活躍にも注目してみてはいかがでしょうか?

 

【アーティストプロフィール】

MIKIKO

画像はプレスリリースより



MIKIKO(ステージディレクション | コレオグラファー)
演出振付家。ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰。
Perfume,BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々なMV・CM・舞台などの振付を行う。メディアアートのシーンでも国内外で評価が高く、新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる技術を持つ演出家として、ジャンルを超えた様々なクリエーターとのコラボレーションを行っている。
真鍋大度

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真鍋大度(アーティスティックディレクション | 音楽 | ライティング | インタラクションデザイン | ソフトウェアエンジニアリング)
2006年Rhizomatiks 設立。2022年春、大阪芸術大学アートサイエンス学科 客員教授に就任。身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。
石橋素

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石橋素(テクニカルディレクション| ハードウェアエンジニアリング)
1975年静岡県⽣まれ。エンジニア∕アーティスト。
東京⼯業⼤学制御システム⼯学科、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS) 卒。 デバイス制作を主軸に、数多くの広告プロジェクトやアート作品制作、ワークショップ、ミュージックビデオ制作など精⼒的に活動を⾏う。過去に、Ars Electronica 優秀賞、⽂化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。2015年よりアート、テクノロジー、エンターテイメントを活動の中⼼とした研究開発部⾨「Rhizomatiks Research」を真鍋⼤度と共同主宰する。
ELEVENPLAY

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ELEVENPLAY
MIKIKO率いるダンスカンパニー。女性ダンサーのみで編成されており、舞台、映像、スチールなど、表現の場を様々に持つ。Rhizomatiksとのコラボレーションを多く行っており、”Sónar Festival”,”Festival Internacional Cervantino”, “MUTEK MEXICO””MUTEK Montréal “”Gray Area Festival”に招聘されるなど、活躍の場を海外にも広げ、精力的に活動している。
Kyle McDonald

画像はプレスリリースより


Kyle McDonald(マシーンラーニングディレクション)
1985年生まれ。アーティスト。openFrameworksなどのアートとエンジニアリングのためのツールキット開発に関わるほか、アーティストが新しいアルゴリズムを創造的に使うことができるようなツールの構築に注力している。活動においてはプロセスを重視し、プロジェクトが完了する前からアイデアなどを公開し、共有している。代表作に《People Staring at Computers [2011] 、《Light Leaks [2013] 、《群衆を書き尽くす》 [2015]、《How We Act Together》 [2016]など
ライゾマティクス(企画・制作)
ライゾマティクスは、技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、ハード・ソフトの開発からオペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持ち、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&Dプロジェクトや作品制作を行うアーティスト、デザイナー、エンジニアによるクリエイティブチーム。また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表している。

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プレスリリース

りっちー

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